基礎から実践へと
段階的なステップアップで
「現場での生きる力」を培う
本コースでは生物の分類、生態、水産資源の管理、海洋環境、魚介類、藻類など様々な水産資源の特徴、水産資源の動向、水産物の流通・加工などの基礎知識を学び、魚介類の増・養殖技術、水質検査等専門的な技術を身につけるカリキュラムを実施しています。さらに、インターンシップで実践と経験を積み、水産業界に専門的な知識と技能を持つ即戦力のある人材育成を目指しています。
コースの特徴
- 水
POINT.1水産増・養殖業界に
数少ない専門コース - 水産増・養殖に関して学べる専門学校は数ある専門学校の中でも唯一本校だけ!!!屋内飼育で天然に近い真鯛の養殖に成功!!
- エ
POINT.2エキスパートに
学べ!! - 増・養殖に関して基礎から専門的な技術まで学ぶと共に水産物を食品として生鮮から加工・消費まで経済学的に習得することができます。
- 就
POINT.3就職率100% - 水産に関わる仕事には多種多様な職場があります。自分に適した仕事を探していくことができます。
目指せる職業
産地市場、消費地市場スタッフ
行政、漁業協同組合、民間が設置した産地市場と消費地市場で取引を行う仲買業者が入札、競りで参画し、水産物の流通を行います。
餌料製造販売関連企業スタッフ
水産品の消費需要増加に対して、養殖魚の餌料および観賞水生生物の餌や飼育関連器具製造販売を行います。
水産食品加工業スタッフ
魚介類を用途に応じ、干し、茹で、焼き、蒸し、練り、燻製、調味等の加工を施し、販売を行います。
水産増養殖場スタッフ
海産魚(ハマチ、マダイハタ類など) 、淡水魚(アユ、マス類など)の稚魚の生産販売、更に成魚まで養殖し、販売します。
遊漁船、管理釣り堀関連企業スタッフ
遊漁船でつりポイントへ案内したり、レジャーとして釣りを楽しんだり、水面に管理する釣り堀を設営し、観光客等に楽しんでいただきます。
漁業、漁業協同組合、関連企業スタッフ
水産物を漁獲し、販売を行います。
取得資格
- 潜水士国家資格
- 一級小型船舶操縦士国家資格
- 危険物取扱者乙種第4類国家資格
- ダイビングライセンス
- ビジネス能力検定(B検)ジョブパス(一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団)
カリキュラム
- No.1魚類遺伝育種学
- 魚の品種改良のための知識、技術を学習し、より良い品種の作成方法を学ぶ。
- No.2魚類病理学
- 魚の病気について学習し、その治療法について学ぶ。
- No.3水産種苗生産学
- 魚介類を産卵させ、その稚仔の飼育方法を学習し、完全養殖のスタートについて学ぶ。
- No.4水生生物解剖生理学
- 魚介類の組織構造・生理機能に関する知識について学ぶ。
- No.5水産資源学
- 水産の資源について学習し、その利用方法について学ぶ。
授業内容
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- 水産増養殖学
- 魚介類の産卵、ふ化、飼育の方法を知り、放流や養殖を学びます。
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- 養殖魚の管理学
- 魚を安全で美味しく健康に育て、また、活魚として流通させるための水質管理について学びます。
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- 魚類遺伝育種学
- 魚類の品種改良、バイオテクノロジーについて学びます。
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- 魚類学
- 魚類の分類、内部形態、繁殖様式、回遊・群れの形成など生活史、資源量など様々な分野から魚類を学びます。
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- 養殖魚の飼料学
- 魚類の栄養、養殖魚の栄養性に適合する飼料について学びます。
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- 水産学
- 漁業、流通、水産加工を含め水産業の基礎知識を学びます。
実習内容
超!実習1
水槽管理実習
海や川を汚さない「閉鎖循環飼育水槽」を使用し、「生産から出荷」までの知識・技術の習得を目指し、種苗生産、養殖実習を行います。毎日の水質チェックや給餌(エサやり)量の確認から成長速度の関連性を考察し、効率よく育成する方法を実践的に指導しています。
超!実習2
水生生物飼育管理実習
(生物餌料の培養実習)
ふ化仔魚の最初の飼料となる生きたエサ、シオミズツボワムシを増殖するため、このエサとなる植物プランクトンも同時に継体培養しておきます。
研修旅行
観て、聴いて、ふれて
現場を体感する学びと発見
水産増殖コースでは校内での授業だけではなく、校外へ出ていき様々な生き物の採集活動を行います。実際の自然環境の中で生き物の生活様式を学び、学校へ持ち帰り飼育などを行います。
その中で捕獲・採集・運搬の様々な手法を学び、生物を最高の状態のまま搬入することができるテクニックを身につけます。
在校生インタビュー
水産増殖コース 2年
西嶋 俊哉 さん
- 本校を選んだ理由は何ですか?
- 魚が好きで、食として魚を考える専門知識を学べるのはココだと思い決めました。
- 本校を選んで良かったな、
と感じるのはどんなときですか? - 実習で実際に魚を飼育することで、生きた知識を得られることや、自分たちで考えながら実践させてもらえ、学んだことが身につきやすい環境なのがとてもよかったです。
- 今、学校で一番頑張っていること
(力を入れていること)は何ですか? - マダイの餌に様々な香料を混ぜ、身に香りを付けることで、付加価値が生まれないかの実験です。
- 放課後はどのようなことをして過ごしていますか?
- 比較的早く終わるので、夕方からはバイトを頑張っていますし、無茶なシフトを組まなくてよいので助かっています。
- 今、学校選びや進路に迷っている将来の後輩へ
一言(アドバイス)お願いします - 百聞は一見にしかず。一度オープンキャンパスに来てみてください。自分のやりたいことがきっと見つかると思います。